2014年3月に開催された「第12期全国人民代表大会第3回会議」の政府活動報告で、中国の李克強首相が「互聯網+」(インターネット・プラス)行動計画の策定を提唱した。「互聯網」は中国語でインターネットを指す。「互聯網+銀行」だと「ネット・バンキング」となる。ネットとさまざまな産業との融合を進め、産業の発展や改革を目指そうというもので、この「互聯網+○○」は一種の流行語のようにもなっている。
中国のインターネットユーザー数は約6.5億人で、ほぼ人口の半数に達する。そのうち8割以上がスマートフォンなどのモバイル端末で接続するユーザーだ。高度成長に陰りが出てきた中国経済にとって、ネット関連産業は期待の成長分野でもあり、官民挙げて育成に力を入れている。
ただ、この育成の仕方が外国企業に対して「公平」とはいえない点が問題である。
日本でもスマホは日常欠かせない道具となっている。外出の際はグーグルマップで行き先までのルートを確認し、急用で遅くなるときはLINE(ライン)などのメッセージアプリで家族に連絡を入れる。日常当たり前のように使っているアプリが、中国国内では使えなくなる。