中国国家食品薬品監督管理総局は食用植物油の生産管理を強化するため、このほど「食用植物油生産企業の食品安全追跡システムに関する指導意見」を公布した。中国国営新華社通信が伝えた。
同局の担当者によると、同意見は食用植物油の生産企業に食品の品質安全に関するトレーサビリティーシステムの構築を指導することで、製品の安全確認やリスク管理を実現。企業の安全管理水準を引き上げることで、食用植物油製品の安全を保障することを目的としている。
トレーサビリティーシステムに必要な情報記録には原材料検査、生産過程、製品検査、販売、人員設備などが含まれ、特に食用植物油によくみられる混入物などに対応するため、アフラトキシンB1やベンゾピレンのコントロールに関する情報記録などの提出を要求している。