人民銀が8兆円資金供給 元安へ「苦肉の策」 鉄道貨物輸送量は昨年比12%減

2016.1.26 17:31

 【上海=河崎真澄】中国人民銀行(中央銀行)は26日、定例公開市場操作(オペ)で短期金融市場に計4400億元(約7兆9千億円)の資金を供給した。1日あたりの供給規模として2013年2月以来、約3年ぶりの大きさだ。21日に市場で4千億元の資金供給を行ったばかりだった。

 人民銀行は毎週、火曜と木曜に公開オペを行い、必要に応じて資金を供給したり吸収したりしている。26日は期間7日で800億元、期間28日で3600億元を供給している。

 資金需要が高まる2月7~13日の春節(旧正月)連休を控えた“年末対策”だが、「人民元安への苦肉の策だ」(市場関係者)との見方もあり、金融緩和をめぐる手詰まり感が強い。

 景気対策として中国当局は、14年11月から政策金利引き下げや預金準備率の引き下げなど金融緩和を断続的に行ってきた。だが、昨年末の米利上げの影響もあり、景気テコ入れへ追加利下げなどの措置に踏み切ると、元安の副作用も同時に引き起こしてしまうジレンマがあった。元安が進めば投資家心理が冷え込んで中国株安に拍車をかけるため、公開オペなど日常的な資金調節手段で急場をしのぐ方針に転換した。

 景気減速は物流を支える貨物輸送の低迷からも明らかだ。国家発展改革委員会が26日発表した15年の鉄道貨物輸送量は33億6千万トンで前年比11.9%のマイナスだった。14年の同3.9%減からさらに悪化した。

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