JR北海道、夕張支線の廃止申し入れ 交通施策に「全面協力」

2016.8.17 18:30

会談後、握手する北海道夕張市の鈴木直道市長(左)とJR北海道の島田修社長=17日午後、夕張市役所
会談後、握手する北海道夕張市の鈴木直道市長(左)とJR北海道の島田修社長=17日午後、夕張市役所【拡大】

 JR北海道の島田修社長は17日、北海道夕張市の鈴木直道市長を訪ね、石勝線新夕張-夕張間(夕張支線、16.1キロ)の廃止を申し入れた。同区間は赤字が大きく、鈴木市長側から8日、市の交通施策への協力などを条件に廃線を提案していた。廃止時期は今後の協議で決める。

 会談で島田社長は「全面的に協力したい」と述べ、鈴木市長は「地域公共交通のモデルの出発点になったと言われるようにしたい」と応じた。

 夕張市は廃線の条件に、交通施策への協力と駅舎や鉄道敷地の無償譲渡、JR社員の市への派遣を要請。市は平成31年度をめどに建設する複合施設にバスを中心とする公共交通を集約する構想で、同社の支援で市内交通網を再編する。

 夕張支線は26年度1億8千万円の赤字。27年度の1キロメートル当たりの輸送人数は、1日平均118人だった。

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