韓国、AIなど9分野に2000億円 将来の成長エンジンに注力 (1/2ページ)

 先端技術分野の育成に取り組む韓国政府は、人工知能(AI)や仮想現実(バーチャル・リアリティー=VR)など9分野の育成に2026年までに官民合計で2兆2000億ウォン(約2061億円)を投じる方針を明らかにした。現地紙コリア・ヘラルドなどが報じた。

 この方針は、朴槿恵(パク・クネ)大統領が議長を務めた「科学技術戦略会議」で承認された。育成を図るのは、AI、VRと拡張現実(オーグメンテッド・リアリティー=AR)のほかスマートシティ、自動運転技術、軽量化素材、個別化医療(プレシジョン・メディシン)、新薬、炭素利用、粒子状物質対策の9分野。政府が1兆6000億ウォンを投じるほか、民間からの投資を6000億ウォンと見積もった。

 韓国政府は、19年までにAIを専門とする企業100社、技術者3000人を支援する。26年には支援企業を1000社、技術者を1万2000人に引き上げ、世界トップレベルの水準に追いつきたい考えだ。

AI、VRとAR、自動運転技術、スマートシティ、軽量化素材を将来の成長エンジンのグループと位置付け…