【日銀短観】景況感、2期連続で改善 3月短観 海外経済回復と円安が追い風

2017.4.3 22:33

 日銀が3日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は前回の昨年12月調査から2ポイント上昇のプラス12と、2四半期連続で改善した。海外経済の回復や円安の追い風を受け、企業心理が上向いた。ただ先行きは、トランプ米政権の政策運営や英国の欧州連合(EU)離脱などの不確実性を懸念し、慎重な見方が多い。

 大企業非製造業は2ポイント上昇のプラス20で、6四半期ぶりに改善した。大企業の製造業と非製造業、中小企業の製造業と非製造業の4区分全てで変化幅がプラスとなったのは3年ぶり。

 大企業製造業のうち自動車や機械は円安の恩恵が、建設と不動産は低金利が景況感を押し上げた。

 一方、紙・パルプや石油・石炭製品、食料品は国際商品価格の上昇が足かせとなった。

 大企業製造業の平成29年度の想定為替レートは108円43銭で、実勢レートに比べ3円弱の円高となった。29年度の設備投資額は前年度比5・3%増を見込む。業況判断DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた数値。調査は2月27日~3月末に行った。

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