中国新聞社によると、河北省の一部都市の深刻な大気汚染の重要な原因は「工業囲城(都市が工業に取り囲まれていること)」であるとされている。同省は、今年から2020年までに、都市の工業企業67社の「退城搬遷(都市からの移転)」を推し進め、都市の工業と都市の発展、住民の生活との調和を促進し、都市の大気環境の質を一層改善していくことを打ち出した。中国国営新華社通信(電子版)が伝えた。
「河北省の都市の工業企業の都市からの移転・改善特別実施プラン」によると、都市からの移転・改造対象になっている工業企業67社のうち、都市の中心市街地にあるのは42社、県城(県庁所在地)の中心エリアまたは開発区にあるのは25社。今年は28社の移転・改造を実施し、残る39社については18年から20年にかけて実施する。これらの企業は主に鉄鋼、石油化学、医薬、セメント、ガラス、紡績、火力発電などの業種に及ぶ。
河北省は「他に先駆けて都市の中心市街地の工業企業の移転・改造を実施する。各市の中心市街地内の重汚染企業については、都市に依拠する、または直接都市に奉仕する必要がある一部の工業企業を除き、20年末までに移転または改造を基本的に完了させ、移転させる価値がない上に環境への影響が明白な企業については全て閉鎖する」と提起している。また「移転・改造に必要な資金については主に土地交換、資産譲渡など市場化された方式を通じて賄うと同時に、財政・税制、金融、(生産)要素配分などでの政策支援の取り組みを一層強めていく」としている。(RP=東京)