AIIB、政府・与党内で早期参加論 拙速な決定は中国利する恐れ 統治や融資能力に懸念 (1/2ページ)

2017.6.19 06:29

韓国・西帰浦で開かれたAIIBの第2回年次総会開幕式=16日(共同)
韓国・西帰浦で開かれたAIIBの第2回年次総会開幕式=16日(共同)【拡大】

 日本政府は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を見送っている。公正なガバナンス(統治)や融資能力などに懸念があるためだ。政府・与党内では早期参加を求める声も出ているが、拙速な決定は国民の理解を得られないだけでなく、中国を利することになりかねない。

 日米主導のアジア開発銀行(ADB)は融資の最終決定などを行う加盟国の理事がフィリピンの本部に常駐しているが、AIIBは北京の本部に常駐していない。融資についても、債券市場の信用格付けの取得が遅れ、資金を外部から調達できないため、資本金を取り崩して実行している。職員が十分に集まらず、ADBの案件に協調融資を行うケースも目立っている。

 与党からは「遅れないうちに対応する心構えが必要」(自民党の二階俊博幹事長)などと早期参加を求める声が出ており、政府の一部にも参加に前向きな意見がある。トランプ米大統領は中国との関係改善に意欲を見せており、日本が遅れることへの警戒感もある。

 だが、国際金融筋は「トランプ政権がAIIB参加について議会や世論の同意を得るのは容易ではない」と指摘する。日本と同様、参加には出資金が必要で、税金から支出しなくてはならないためだ。

「経済的に協力すればいいという単純な話ではない」と警戒

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