9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに大幅反発し、前日比330・44ドル高の2万4190・90ドルで取引を終えた。前日に1032ドル下落した反動で買い戻しが優勢となった。この日も乱高下を繰り返し、1日の値幅が1021ドルに達する「ジェットコースター相場」(米アナリスト)となった。市場混乱が収束する兆しはなく、週明けも不安定な値動きが続きそうだ。
米雇用統計発表をきっかけに665ドル値下がりした今月2日の終値から1週間でさらに5・2%下落。1週間の下落率では2016年1月以来、約2年1カ月ぶりの大きさを記録した。
朝方は、前日の急落で割安感が出た銘柄が買われて一時、349ドル高となったが、その後に急落。下げ幅は一時500ドルに達した。その後は再び買い上げられて521ドル高になる場面もあった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は97・33ポイント高の6874・49だった。(共同)