東京五輪、AIで混雑緩和 政府計画 最適な帰途へ歩行者誘導 (2/2ページ)

 人の流れの情報は、各ルートに配備したカメラの映像やセンサー、スマホを使ってインターネットに接続している人の数などから把握。事前に集めたデータと当日のデータを組み合わせてAIが混雑を予測する。個人情報保護の観点から、個人を特定できない形でデータを蓄積、分析する手法を検討する。

 得られたノウハウは、五輪後に災害時の避難誘導や市街地の整備計画などにも活用する方針だ。

 先の韓国・平昌冬季五輪では中国の電子商取引(EC)最大手アリババグループがITを駆使した交通渋滞緩和システムを現地で紹介した。22年の北京冬季五輪を見据えて実用化を目指している。