イエス・キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムで4日、巨大なクリスマスツリーの点灯式が開かれ、多数の市民がイルミネーションを楽しんだ。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため、2年ぶりの式典となった。ツリーは1月中旬まで点灯される。
パレスチナへの出入域を握るイスラエルが新変異株オミクロン株の感染拡大防止策として11月下旬以降、外国人の入国を禁止しているため、訪問客の多くは地元の市民で外国人はまばらだった。
サルマン市長は式典で「人類はまだコロナで苦しんでいるが、世界に愛のメッセージを届けたい」と述べ、コロナ収束への希望を語った。