シードルを輸入販売する会社経営者の前職は…チェーザレの“面白い人生”

チェーザレは活発を絵にかいたようなタイプだ。小さい頃からスポーツには何でも手を出した。乗馬にも熱心で、一時は毎年、アイルランドに馬に乗りに行った。だが、バイクの免許が取れる年齢になると「馬からバイクに乗り換えた」と笑う。モトクロスに夢中になった。

スキー、テニス、水泳、サッカーなど、イタリアでスポーツを一通りやるタイプの子がやるスポーツ種目で、彼がやっていないのは「ヨットくらいかな」と話す。夏、アイルランドに乗馬に行っていたから、海で遊ぶ時間がなかったのだ。

「スポーツのおかげで、友達はものすごく多い」

今も休日には仲間とカートを走らせる。そう、彼はバイクだけでなく、クルマも好きだ。F1のGPも熱心に追う。フェラーリのファンだ。

そういえばと気づいた。この10数年か、F1が好きだ、フェラーリに夢中になると普通の会話で聞くことがとても減った。有料TVでないとレースが放映されなくなったのも要因として大きい。そういうなかにあって、チェーザレはとてもクラシックな趣味をもっていると思える。

父親は息子の事業をバックアップしている。
父親は息子の事業をバックアップしている。

最後に家族について聞いた。

「うちの家族は抜群だ」と笑う。

父親は建築会社を経営している実業家だった。ミラノの王宮の修復も手掛けるような実績ある企業だ。はっきりとは言わないが、2008年の金融ショックで家族全員が頭を切り替えないといけない苦境に陥ったようだ。

奥さんはファッションの世界に生きている。
奥さんはファッションの世界に生きている。

その父親が現在の事業をサポートしてくれる。妹も動画制作で力を貸してくれている。 奥さんはファッションのコミュニケーションに従事してきた。リサーチャーでもある。

人は生きるにあたり、他人から愛されることが肝心だが、チェーザレをみていると「前進あるのみ」と確信をもつに至るにあたり、支える人たちの顔が見えてきそうだ。


Recommend

Biz Plus