同じ路線で運行している新幹線「はやて」の場合、全814席のうち、グリーン車は51席用意されている。利用客は微減傾向にあるものの、約3割の列車でグリーン車が満席となるなど、高額シートの需要は根強いものがある。
グランクラスは豪華で洗練された内装だけでなく、飛行機のファーストクラスのようなシートや専任アテンダントがサービスする「おもてなし」が特徴だ。業界関係者は「世界でも珍しい取り組み」と評価する。
日本経済はデフレ傾向が依然続くが、消費者の一部からは“節約疲れ”もあって本物の上質を求める動きも出始めている。グランクラスがこうしたニーズを取り込めるか。来年3月に結果が出る。
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「新幹線は日本の国を象徴する公共物。品格を感じられる空間をつくりたかった」。グランクラスの内装のデザインを手がけた日立製作所の熊谷健太さんの言葉がとても印象的だった。
政府は「観光立国」の実現に向け、外国人観光客の誘致に取り組んでいる。多くは東京-富士山-京都を結ぶ「ゴールデンルート」に集中しているが、日本通の台湾人や韓国人の間では、遅れて満開の時期を迎える青森の桜も人気だ。