フランスベッドの新シリーズ「グランマックス」は、高機能とインテリア性を兼ね備え、幅広い世代からのニーズに対応する【拡大】
表向きのシルエットだけではなく、「木目の角度に至るまで入念に検討を重ねた」(永井さん)というこだわりぶり。昨年秋、首都圏で開かれた営業担当者向けお披露目会では、「すぐ(店頭に)ほしい」とラブコールが集まるなど好反応だった。開発チームが「いける」と確信した瞬間だった。
多様な顧客の好みに合わせるカスタマイズ性能も向上。4デザインすべてで、リクライニング機能を搭載した「2Mタイプ」、2Mタイプに上下昇降機能を追加した「3Mタイプ」、リクライニングや昇降機能を省略して価格を抑えた「SCタイプ」を選べるほか、オプションとなる手すりを共通化。リクライニングのコントローラーも、有線とワイヤレスの2タイプから選べるようにした。
「ワイヤレスは自由度が高いが、高齢者でも紛失しにくいなど有線タイプの需要も根強い。先入観を持たず、選択の幅を持たせることが、最高級品には求められている」と永井さん。
今年3月30日。1人の女性客が東京・六本木のショールームに来店した。以前も売り場を訪れながら、購入を見送った客だ。彼女はこの日、展示されたばかりのグランマックスの前に立ち、最初の予約注文者となった。5月1日の発売以降、「出足は好調」(同社)という。
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