フランスベッド「グランマックス」 高機能・最高級…納得の一台 (7/8ページ)

2012.5.14 05:00

フランスベッドの新シリーズ「グランマックス」は、高機能とインテリア性を兼ね備え、幅広い世代からのニーズに対応する

フランスベッドの新シリーズ「グランマックス」は、高機能とインテリア性を兼ね備え、幅広い世代からのニーズに対応する【拡大】

 総務省による全国消費実態調査の結果も、こうした傾向を反映。世帯人数2人以上の1000世帯が所有するベッドの数は、2004年の1500台から09年の1401台と減少し、普及率(所有する世帯の割合)も、73.3%から72.1%と下降ラインを描く。

 こうした逆風下、業界各社が活路を見いだすのは、将来的に介護などにも活用できる電動リクライニング機能などがついた高性能ベッドの市場。団塊世代が今年65歳を迎えるなど、少子高齢化の進展もあり、寝起きが容易な高性能ベッドの需要は徐々に拡大している。

 全日本ベッド工業会によると、高性能ベッドを含む医療・介護用のリクライニング機能付き「療養ベッド」生産は、リーマン・ショック直後の09年こそ、前年比2%減だが、最近は10年、11年と2年連続で2ケタ増の高い伸びを確保。特に11年は、6年ぶりのベッド生産全体の前年比プラスに貢献した。

 同工業会は、「電動リクライニング機能などがついたベッドは、シニア層にとって、一度使ったら離れられないほど利便性が高い。今後もこの市場は拡大してくのではないか」と予想している。

 ≪FROM WRITER≫

 我が家の寝室にも、約10年前に購入した茶色のベッドが鎮座している。数年前に引っ越しした際、マットレスを載せる板が破れてしまったが、マットレスを載せれば問題なく、そのまま使っている。他の家電については数年サイクルで買い換える妻も、壊れたベッドは問題視していない。私を含め、多くの人にとって、ベッドの買い換えというのは、家の購入やリフォーム、子供の成長といった、よほどのライフスタイルの変化がない限りは、ほとんど想定していないことではないか。