小森常務「通常のものと異なり、1~3号機を観測し、(原子炉内の)温度が下がっているところで判断した。直接の燃料では(放射能濃度が危険で)測れないので、冷やしている水など格納容器の温度が100度を下回り、(放射性物質の)放出量も安定的に下がっていることで、低温停止状態とした」
《新潟県の柏崎刈羽原発について》
相沢副社長「柏崎が傾いているのではないかという話ですが、強度上の問題はないことが十分な審査のうえで確認されている。国、県から確認されている。長岡平野の断層などの活動について、これも連動の可能性もあることで、詳細に中身を含めて、設計上の問題がないか考えている。柏崎の安全性の強化、シビアアクシデントなど、われわれ一丸となって努力をしてまいる所存。結果については地元、関係者の各位にできるだけ、ご理解いただくべく積極的にご説明したい」
《東電の会計上の核燃料の扱いについて》
武井副社長「福島第1の1~4号機は、原子炉に装填(そうてん)された核燃料と、未使用の核燃料があるが、3・11以降、1~4号機は事実上の廃炉との意思決定をしたので、帳簿価格に残すわけにいかないので、減損処理が必要になり、核燃料の帳簿価格計448億円を資産から落とし、災害特別損失に振り替えた経費処理をしている。福島の事故を踏まえ、適切な(核燃料の)保有量がどうあるべきか、検討している」