(8)「会社が存続して良かった」と経営陣ねぎらう株主も に戻る
《勝俣会長の「株主さま、お願いします」の声で議事が進む》
男性株主「まず株主数の増減数はどうなっているのか。新聞報道でもあったが、上位株主に中国系ファンドがいる。それと、これまでの役員の答弁にはやる気が感じられないが、本当に原発問題を真剣に考えているんですかね。そこらへんお願いします」
《鼓副社長が、株主数について事務方からの数字を読み上げる》
勝俣会長「役員答弁にご指摘をいただきましたが、大変申し訳ありません。しかし、みな必死にがんばってお答えしているのでご了解いただければと思います」
《株主からの質問が続く》
男性株主「2点ある。議案第1号の定款変更ですが、配当は優先株の株主に優先的にするとしているが、普通株の株主とどう違うのか。2点目は議案の採決についてどんぶり勘定で決をとらずに、正確に数えて決をとってほしい」
《内藤義博常務が配当について説明すると、すぐに勝俣会長が引き取る》