《質問時間を超過し、株主からヤジが飛ぶ。勝俣会長「お時間だいぶ過ぎていますので」と引き取り、話し始める》
勝俣会長「原子力賠償法の免責措置が可能かどうか、検討した。しかし、被災者を相手に裁判するので難しいということで、やめた。ただ、原子力損害賠償法と原子力損害賠償支援機構の見直しをするという条項があるので、今後、国の責任はどうなのかという議論が行われると考えている次第です」
《小森明生常務が廃炉期間について説明すると、勝俣会長が再び語る》
勝俣会長「(事故時のことを)もっと将来語るということですが、会社として事故報告書をだした。これから国会事故調の報告書も出てくるが、まだまだアンノウン(未知)の要素もある。その時点で公表することになるのでよろしくお願いします」
山崎雅男副社長「(当時の菅直人)総理が来られたときの録音テープはありませんが、テレビ会議の画像がある。われわれは事故調査において社内資料を見て、テレビ会議の画像を資料のひとつとした。また、プライバシーの一つで、公開する予定がないと言っている」