研修センターに設けられた家屋で、訪問営業の研修を受ける社員=愛知県刈谷市(内山智彦撮影)【拡大】
「東建って何の会社?」
「アパート賃貸などをやっています」
会話が途切れると、玄関先のゴルフクラブを見つけ、「ご主人、ゴルフはされますか。東建ホームメイト・カップという大会を主催する会社です」などなど…。研修生の対応をみながら、講師は次々と言葉を発していく。
やりとりは10分弱で終了し、講師が講評する。「話に詰まると、土地活用を勧める話にもっていこうとする。それではお客さまは嫌がる。会話を楽しもうという気持ちがないとダメだ。商品の売り込みはいけない」など。
会話の中で地主が駐車場や土地の売却に関心を示していても、具体的な立地場所を聞き漏らして終わることもある。すかさず、「情報を聞くと、すぐに帰って上司に報告しようとなりがち。気を付けよう」と講師は講評する。さりげないヒントに気づくかどうかが、大きな分かれ目になる。