研修センターに設けられた家屋で、訪問営業の研修を受ける社員=愛知県刈谷市(内山智彦撮影)【拡大】
大切なのはアナログな人のつながり
昨今、ネット端末の普及で、顧客との面と向かった会話が少なくなりがちになった。しかし、営業の基本はあくまでアナログ的な人と人とのつながりだ。
吉田さんは「何千万円もの資産をお預かりする。それには信頼関係をつくり、まず、自分を気に入ってもらわなければ任せてもらえない」と話す。
研修に参加した男性社員は「営業を考えすぎて、お客さまとの会話ができていなかった。これからはまず会話をしにいく、という気持ちでやっていきたい」と、ひとつの答えをつかんだようだった。
この研修でさまざまな教訓を得て、担当者は一線の営業に向かう。「大丈夫かな…」と思っていた社員が思わぬ好成績を連発する一方、その逆のケースもあるという。
「こうすれば成功、というマニュアルはありません。研修や先輩の体験をもとに、あとは自分の個性に合わせてスタイルをつくることです」と吉田さんは話す。研修はあくまでも研修なのだ。やはり営業は奧が深いと実感した。(内山智彦)
◇会社データ◇
本社=名古屋市中区丸の内2-1-33
創業=昭和49年9月
事業内容=賃貸住宅建設・仲介
売上高=2172億円(平成24年4月期連結)
従業員=グループ約5890人(25年1月現在)