こうした中で、パナソニックがプラズマテレビからの撤退を固めたことは、韓国企業がかつての王者・日本をたたきのめし、退場させたことを意味する。ある大学関係者は「テレビは韓国に譲り、日本は新しい技を見つけないと…。家電メーカーだから家電にこだわる必要はない」と、今後の日本企業の方向性についてこう示唆する。
テレビ分野で世界の頂点にのぼりつめた韓国。しかし、業界内では「その栄華はそれほど長く続かないのでは…」(関係者)という声も少なくない。中国の家電メーカーが猛烈な勢いでサムスン、LGを追い上げているためだ。
中国のシェア(2012年)は21%と、初めて20%を突破。企業別でも中国TCLが5%とパナソニックを抜き、4位に上昇している。家電業界に詳しいアナリストは、韓国勢は技術力で世界の頂点に立ったわけではない。デジタル技術の進歩と通貨(ウォン)安を武器にシェアを伸ばしてきた」と指摘。その上で「この『韓国モデル』をまねして急成長しているのが中国企業だ」と強調する。