「社長がこんなに自分のことを見ていて、しかもほめてくれた…」。もらった社員はもちろんびっくり。普段、社長と接する機会などほとんどない社員に、突然こんなメールが届いたら、感動しない社員はいないだろう。このメール、多いときには月10件に上ることもあるという。
ほめてもらいたいことをした社員は名乗り出よ!
このメールはほかにも効用がある。社長に情報を提供するために、上司は自然、部下の業務に細かに気を配るようになる。社員のモチベーションを高めるだけでなく、「管理職のマネジメント能力の向上にも役立っている」(広報担当者)という。
同社のホメホメはこれだけではない。
このメールが、いわば“他薦”なのに対し、“自薦”のものある。それが「青い鳥カード」と呼ぶ評価制度。
社員が自分自身の業績や取り組みについて、「褒めてほしい」と“立候補”するものだ。認められれば、社内表彰の対象になる。立候補件数はホメホメメールの数より多いという。