生命保険にも「価格破壊」の波 ネット専業など台頭、横並び意識崩れる (4/5ページ)

2013.7.23 09:15

1世帯当たりの年間保険料支払額

1世帯当たりの年間保険料支払額【拡大】

 保険料は引き下げないものの、教育資金に充てる学資保険で「お得感」を打ち出したのは日本生命。0歳の子供がいる30歳男性の場合、18年間の保険の払い込み総額263万円に対して受取総額は300万円となり、返礼率(保険料に対する受取額の割合)は114%で業界最高水準という。学資保険には4月に参入したばかりだが、契約件数は2万5000件を超えた。

 消費者の志向多様化 柔軟な対応不可欠

 三井生命保険やソニー生命保険は米ドルや豪ドルなど、現状では円建てより利回りが高い外貨建ての保険商品を展開し、保険料の割安感をアピールする。

 実際、契約1件当たりの保険料は近年低下している。生命保険文化センターによると、2012年の1世帯当たり(2人以上)の年間保険料は民間生保計43社の平均で36.5万円と、03年より5.7%減少。1世帯当たりの加入件数はこの10年間は横ばいが続く中、「保険料が安い商品が増え、保険を見直す動きが進んでいる」(同センター)。

「経済性を強調して差別化する狙いがある」

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