JFEスチールは兼松と共同で、油井管加工を手掛ける米ベノワマシンの事業と関連保有資産の買収を昨年11月に完了し、次の一手をにらむ。丸一鋼管も昨年10月、米シカゴ工場のラインを1500万ドルかけて改造し、シェールガス向けパイプラインの生産を始めた。現在はAPI(米国石油協会)の規格品認可を申請中で、「来年初頭の認可取得を目指し、その後の拡販を目指す」(同社)状況だ。 化学メーカー復権
シェールガスは、地下2千~3千メートルの頁岩(シェール)層に含まれる天然ガス。これまでは技術的問題から採掘できなかったが、1990年代、米ベンチャー企業が、高水圧で岩盤を割ってガスを回収する技術を確立した。
米国では、この5年間にシェールガス生産が本格化してきた。米エネルギー情報局(EIA)によると、米国では2035年にシェールガス生産量が13兆6千億立方フィートに達し、天然ガス生産量の49%を占めると予測されている。