起業家に占める女性の割合【拡大】
子供を抱える女性の多くが起業家の道を目指す動機は「仕事との両立」。ただ、約1000人の女性起業家とのネットワークがある宮本さんは「“業”を起こすほどの覚悟はなく、自分自身を養えればよいといった傾向が強い」と分析する。
こうした傾向は収入の違いにも如実に反映する。起業家を対象にした調査によると、男性が女性を大きく上回っている。とくに主婦層の場合、月収が数万円程度で、必要経費を差し引くともうけがあまりないプチ起業家が多いとみられる。
日本政策投資銀行は、女性起業家を対象に、優れたビジネスモデルを顕彰する「女性新ビジネスプランコンペティション」を主催している。ここでも主婦の活躍は目立つ。第1回(2011年)で大賞に輝いたエムスクエア・ラボ(静岡県菊川市)の加藤百合子社長は、子育ての経験を踏まえ、食の安全をいかに伝えていくかといった観点に基づく、新たな青果取引のモデルが耳目を集めた。