【技術による先進~アウディの躍進~】(5-2) (3/4ページ)

2013.12.27 05:00

1899年アウグストホルヒが創業

1899年アウグストホルヒが創業【拡大】

  • アウディの前身であるアウトウニオンのグランプリカー、タイプAはヒルクライムレースなどで活躍した
  • 1980年のジュネーブ・ショーで発表された4WDシステムの“クワトロ”。先進的な技術は現代にも受け継がれ、アウディの礎となっている
  • クワトロシステムを搭載したラリーマシン。世界ラリー選手権を席巻した
  • 1980年代後半、圧倒的な人気を集めたドイツ・ツーリングカー選手権に参戦したアウディ。90年と91年、シリーズチャンピオンに輝いた
  • ドイツ・ツーリングカー選手権でも存在感を放ち、現在、アウディチームはRS5DTMで戦う。2013年シーズンを制した

 また第1期DTM(ドイツ・トゥーレンヴァーゲン・マイスターシャフト)ではAudi V8クワトロが90年と91年のドライバーズタイトルを獲得。そして現在は第2期DTM(ドイツ・トゥーレンヴァーゲン・マスターズ)で活躍し、今年も「A5 DTM」が通算5回目のチャンピオンに輝いている。

 そして近年アウディ最大のモータースポーツ史といえば、「ルマン24時間耐久レース」である。「インディ500」「モナコグランプリ」と並んで「世界三大レース」といわれるルマン。これに99年からプロトタイプレーシングカー「Audi R8(LMP1)」で参戦したアウディは、翌2000年に総合優勝を勝ち取ると、その後3年に渡り連勝を続けた。Audi R8最大の特徴は、パワートレインやサスペンション、そして駆動系をモジュール化したレーシングカーであることだった。24時間の長丁場を闘う上で起こりうるトラブルに対し、問題部分を丸ごと交換してしまうことで、ピットでの作業時間を大幅に短縮するアウディならではの合理的な解決策。これはラリーで培われた方法論だが、レースの世界では非常に斬新であった。このちなみに04年のウイナーには、日本人である荒聖治選手も名を連ねている。そして06年には直噴ターボディーゼルマシン「Audi R10 TDI」を登場させ、ルマン初となるディーゼルでの総合優勝を飾った。

 Audi R10 TDIはそこから3連覇を飾り、「Audi R15 TDI」へとスイッチ。さらにエンジンを小型化しながらも、600馬力以上の最高出力と、1050Nmの最大トルクを誇った。

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