不祥事・トラブル続きの原子力機構 「もんじゅ」再開へ最後のチャンス (2/5ページ)

2014.1.5 07:00

 もんじゅの歴史は、後を絶たない安全上の重大な問題に伴う改革の歴史でもある。発電開始(7年8月29日)からわずか4カ月後に起きたナトリウム漏洩事故に加え、運転(試験運転)再開にこぎつけた矢先の22年8月には、炉内中継装置の落下事故があった。

 問題が起きる度に原子力機構は組織の「解体的」出直しを迫られた。しかし、国家プロジェクトに安住する中、改革の成果はあがらない。それどころか、24年11月に大量の機器点検漏れという問題がまたも発覚、原子力規制委員会から事実上の運転禁止命令を出された。

 東京電力福島第1原発事故を機に、原子力に対する国民の目が厳しくなる中、文科省は改革に本腰を入れ始めたが、原子力機構の危機管理意識の欠如は相変わらず。今年10月から1年間の「集中改革期間」がスタートしているにもかかわらず、11月には、テロ対策など核セキュリティー上の規定を遵守していなかったとして、規制委から厳重注意を受けた。

「危機感を組織内で共有しなければ変わらない」

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