日本アイスクリーム協会によると、アイスクリーム類と氷菓の年度別販売金額は1994年度に過去最高となる4270億円を記録後、2003年度の3322億円まで減少。しかし、04年度に回復に転じて増加傾向となり、13年度は94年度実績を上回りそうだ。
13年度は猛暑だったことと、森永乳業の「パルム」など、各社の定番商品の売れ行きが好調で市場を盛り上げた。
今年は4月の消費税増税に伴う減少が懸念されるものの、「アイスクリームは“ごほうび商品”という側面もあり、市場規模はあまり衰えないのでは」(森永乳業)とみる。
同社は「政府が女性の社会進出を後押ししていることや、従業員1人当たりの労働負担が増している」社会情勢から、「癒やしがキーワードになる。その手段として甘いものを食べるのはポピュラーな手段で、アイスクリームのニーズは高まる」と期待する。
一方、消費者が求めるアイスクリーム商品も社会情勢で変わりつつある。アイスクリームは、(1)紙カップ(2)モナカ(3)バー(4)マルチパック(1箱に複数のアイスを入れたもの)-などに分類されている。これまでは、家族で食べられるマルチパックが主流だった。
しかし、「1人で贅沢な時間を味わいたいとか、ほっとしたいといった時間を提供するデザートとして定着している」(同社)として、付加価値の高い商品へのニーズが高まっているという。
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