【開発物語】森永乳業 アイス「MOW」 濃厚なミルクと「なめらかな食感」 (7/7ページ)

2014.1.20 05:00

2003年3月に発売された初代MOWミルクバニラ

2003年3月に発売された初代MOWミルクバニラ【拡大】

  • 森永乳業の分析センターで行われている細菌の検査。食品の安全には万全を期している
  • 森永乳業ブランドのアイスクリームを製造する冨士乳業の工場
  • 2013年6月にリニューアルされたMOW濃厚ミルクバニラ
  • MOWの開発を担う(左から)宇田川史郎さん、井上恵介さん、斎藤達哉さん、鈴木幸世さん

 ≪FROM WRITER≫

 子供のころ、風邪をひいたときに食べたよく冷えたバニラアイスのおいしさや、アイスバーの当たりはずれに一喜一憂したことを思い出す。生菓子やチョコレート、ヨーグルトなど、他のデザートより、断然思い入れがある。

 モウの場合、主要なターゲットは30~40代の男女だが、抹茶やカフェラテ、あずきなど、味のバリエーションにも挑戦を続けており、あらゆる世代から共感を得ている。

 これからのアイスはどうなっていくのか。アイスの開発に約10年携わってきた井上さんは「冷たさ」「口の中で溶ける」という特徴を生かし、ご飯をうまく食べられない高齢者向けの栄養補給商品としての存在感が高まるとみる。宇田川さんは「アイスを親子で一緒に食べることで幸せな時間を過ごせる価値を提供したい」との思いを持つ。

 2000年代初めのアイス市場の低迷期でも、業界団体のアンケートでは「アイスがデザートの中で最も好き」と答えた人が1位だったという。アイスが「デザートの王様」といわれるゆえんだ。アイスは、これからもリラックスしたひとときをもたらす至福の食べ物であることは間違いなさそうだ。(鈴木正行)

                   ◇

 ≪KEY WORD≫

 ■アイスの製造方法

 アイスの製造は牛乳や練乳、クリーム、バターなどの乳製品、糖類、安定剤、乳化剤、水などを混ぜ合わせ、70度前後で攪拌(かくはん)しながら加温して溶かす。その後、加熱殺菌と冷却、さらに激しく攪拌しながら水分を微細氷結晶にするフリージングなどを行う。最後にカップやコーンなどに詰めて流通用の段ボールに入れるまでの工程がある。森永乳業のMOW(モウ)は、乳化剤、安定剤を使用しない商品設計が評価されている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!