今年夏に最終の入居が行われ、街全体が完成するプラウド船橋(千葉県船橋市)【拡大】
野村不動産はインターネットサービスのファミリーネット・ジャパン(FNJ、東京都渋谷区)と共同で、総戸数が約1500の大規模分譲マンション「プラウド船橋」(千葉県船橋市)を舞台に、約500戸が参加する日本最大級の省エネルギー実証を進めている。第1弾として昨年8~9月に夏季実証を行い、ハードとソフトの組み合わせで顕著な省エネ効果を証明した。4月からは次世代型の電力見える化サービスの実証実験にも着手する。マンションへの入居は7月下旬で終わる予定。今回の実験を踏まえ、環境を軸にした新たなサービスの開発につなげていく。
野村不動産のマンション「プラウド」は、「引き渡した後、持続可能な街作りに寄与することが重要」(住宅事業本部商品開発部の三井宏友部長)という考えのもと、「スマート&グローイング」をブランドビジョンとして掲げている。それを進化させる上で重要な役割を果たすのが環境対策。船橋での実証実験では、この考えを反映させた。