野村ホールディングスの永井浩二CEO=東京都千代田区(伴龍二撮影)【拡大】
--アジア事業を強化する方針だ
「相手があるので発表しないが、現地で、互いに顧客を紹介し合うような業務提携はいくつか結んだ。タイでは日本的なリテール(個人向け営業)業務を行っているが、家計部門にお金がある国にはこれを広げるなど、各国で異なる戦略を進める」
--東京証券取引所が、夜間取引を検討している
「顧客にニーズがあるなら参加するが、機関投資家が入ってこなければ、値動きが激しくなるなどの問題もある。現時点では(導入の是非を)判断できない」(高橋寛次)
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【プロフィル】ながい・こうじ
中大法卒、昭和56年野村証券(現野村ホールディングス=HD)。野村証券取締役、専務、副社長などを経て、平成24年4月より社長兼野村HD執行役員。同年8月から野村HDのCEOを兼務。東京都出身。55歳。