【野村HD研究】(1)創業90周年へ「4本の柱」軸に改革 (1/6ページ)

2014.2.17 05:00

1925年に設立された野村證券の前身である野村商店の看板

1925年に設立された野村證券の前身である野村商店の看板【拡大】

  • 1月6日に行われた野村ホールディングスの年賀式で年頭の辞を述べる永井グループCEO

 ■「新しい野村の姿に変わり切る」

 アベノミクス2年目を迎え、日本株を中心に市場が活況を呈する一方で、「来るべきインフレに備えて、いかに資産を守るのか」という問題が浮き彫りになりつつある。「貯蓄から投資へ」を謳う、金融・資本市場の活性化に向けた施策の検討も始まり、NISA(少額投資非課税制度)も今年1月にスタートした。これらを契機に間接金融から直接金融への「うねり」が起こりつつあると金融業界では見る。一方で、日本の個人金融資産に占める預貯金の割合は依然として高い水準にあり、「貯蓄から投資」への流れはいまだ本格化していないというのも事実だ。こうした中、創業の精神に立ち返り、顧客向けサービスの向上に全力を挙げる野村グループの今とその戦略を取り上げていく。

 株高追い風に好決算

 「当社は引き続き、『アジアに立脚したグローバル金融サービスグループ』として、国内外のお客様に付加価値の高いソリューションを提供し、経済の成長や社会の発展に貢献していく」

 2014年1月30日、野村ホールディングスの14年3月期の第3四半期決算発表にあたり、永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)はこう述べた。

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