顧客第一のブランド
15年に創業90周年を迎える野村ホールディングスは、国内証券最大手の野村証券を中核企業に、30を超える国や地域でビジネスを展開。
従業員(連結)は全世界に約2万8000名を数え、営業部門の「残あり顧客口座数」は500万を超えた。顧客資産残高は13年12月末時点で過去最高の96兆円に達している。
野村証券の支店・営業所は全国159と国内有数の規模。営業部門の強固な営業基盤や販売力が、ホールセール部門における引受ビジネス(新規株式公開(IPO)や公募・売り出し(PO)、起債などの引き受け業務)などの投資銀行業務の強みを支えている。
いわゆるリテールとホールセールを一体運営するビジネスモデルが特徴で、野村グループが大きな実績を挙げている理由の一つがここにある。
「世界経済が新しいステージに入り、日本の社会構造が転換点を迎えている今、過去のビジネスモデルにしがみついていたのでは、野村にチャンスはありません。フォローウィンドの今こそ、われわれ自身が本気で変革に取り組まなければ、二度と改革のチャンスは訪れない。その覚悟を持ち、今年は『新しい野村の姿に変わり切る』ことを目標にしたい」と、永井グループCEOは今年1月6日に行われた年賀式で述べている。