【開発物語】ジェイアイエヌ「JINS 花粉Cut」 (1/8ページ)

2014.2.24 05:00

花粉が上方から目の中へ浸入する様子を再現した実験。花粉Cutをかけると浸入をほぼ防げることが分かる

花粉が上方から目の中へ浸入する様子を再現した実験。花粉Cutをかけると浸入をほぼ防げることが分かる【拡大】

  • ジェイアイエヌが1月に発売した花粉対策眼鏡「JINS花粉Cut」の新商品。フレームにつけた透明パーツ「フード」の上側を深くし、より顔に密着するようにした
  • 「JINS花粉Cut」の商品化に当たったプロジェクトメンバー。左から、井垣絢子さん、鈴木博明さん、井上一鷹さん、北垣内康文さん
  • 「JINS花粉Cut」の商品化に当たっては、カット率を少しでも向上させ、デザイン性も高めようと、大量の試作品が作られた

 ■「カット率」98%、普段使いを追求

 ≪STORY≫

 今や日本人の4人に1人が苦しみ、国民病とも呼ばれる花粉症。患者数の増加は医療費などの新たな負担をもたらす一方、企業にとっては絶好のビジネスチャンスでもある。今年も活発な商戦が展開されるなか、数ある対策商品の中でも注目されているのが、ジェイアイエヌの「JINS 花粉Cut」だ。1月発売の第3弾は、目への浸入を防ぐ割合を示す「カット率」で98%を達成。しゃれたデザインとあいまって、普段眼鏡をかけない人にも人気を集めている。

                   ◇

 「売れていることにうぬぼれたらだめだ!」

 発売されたばかりの第2弾が好評で、品切れが相次いでいた1年前。花粉Cutのプロジェクトチームを率いる鈴木博明国内事業本部商品企画グループリーダー(40)は、第3弾の開発を始動させるに当たり、集まったメンバーにハッパをかけた。

 花粉Cutが登場した2011年以前の花粉対策眼鏡は、ゴーグルのような外観の商品が主流だった。確かに、それなら隙間がないので花粉の浸入は防げるが、デザイン性は犠牲にせざるをえず、結局ろくに使われないのがオチだった。

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