■「カット率」98%、普段使いを追求
≪STORY≫
今や日本人の4人に1人が苦しみ、国民病とも呼ばれる花粉症。患者数の増加は医療費などの新たな負担をもたらす一方、企業にとっては絶好のビジネスチャンスでもある。今年も活発な商戦が展開されるなか、数ある対策商品の中でも注目されているのが、ジェイアイエヌの「JINS 花粉Cut」だ。1月発売の第3弾は、目への浸入を防ぐ割合を示す「カット率」で98%を達成。しゃれたデザインとあいまって、普段眼鏡をかけない人にも人気を集めている。
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「売れていることにうぬぼれたらだめだ!」
発売されたばかりの第2弾が好評で、品切れが相次いでいた1年前。花粉Cutのプロジェクトチームを率いる鈴木博明国内事業本部商品企画グループリーダー(40)は、第3弾の開発を始動させるに当たり、集まったメンバーにハッパをかけた。
花粉Cutが登場した2011年以前の花粉対策眼鏡は、ゴーグルのような外観の商品が主流だった。確かに、それなら隙間がないので花粉の浸入は防げるが、デザイン性は犠牲にせざるをえず、結局ろくに使われないのがオチだった。