【開発物語】ジェイアイエヌ「JINS 花粉Cut」 (5/8ページ)

2014.2.24 05:00

花粉が上方から目の中へ浸入する様子を再現した実験。花粉Cutをかけると浸入をほぼ防げることが分かる

花粉が上方から目の中へ浸入する様子を再現した実験。花粉Cutをかけると浸入をほぼ防げることが分かる【拡大】

  • ジェイアイエヌが1月に発売した花粉対策眼鏡「JINS花粉Cut」の新商品。フレームにつけた透明パーツ「フード」の上側を深くし、より顔に密着するようにした
  • 「JINS花粉Cut」の商品化に当たったプロジェクトメンバー。左から、井垣絢子さん、鈴木博明さん、井上一鷹さん、北垣内康文さん
  • 「JINS花粉Cut」の商品化に当たっては、カット率を少しでも向上させ、デザイン性も高めようと、大量の試作品が作られた

 ■本音のコミュニケーション大切に

 ≪TEAM≫

 ここ数年、画期的な商品を次々と生みだし、急成長を遂げてきたジェイアイエヌ。その背景には、市場縮小への危機感もあるとはいえ、やはり経営者の存在が大きい。

 ある社員は田中仁社長のことを「進取の精神にあふれていて、挑戦を恐れない」と評する。急成長を遂げ始めた2009年には、まだ本部の社員が60人に満たない小さな会社だった分、経営トップのそうした姿勢が今も社風に色濃く反映されやすい。

 現在は約150人まで膨らんだ本部社員の8割以上が中途入社組。大半が社風に憧れ、会社をキャンバスに自分の夢を描こうとやってきたという。

 花粉Cutのプロジェクトメンバーもそうだ。統括役の鈴木博明さんはアパレル企業、井上一鷹さんは経営コンサルティング会社、北垣内康文さんはデザイン会社、そしてプロモーション戦略を担うマーケティング室の井垣絢(あや)子リーダー(29)は広告代理店から、それぞれ新天地を求めてやってきた。

 井垣さんは「自分の手で商品を育ててみたいと思い入社した。『あたらしい、あたりまえを。』という会社の理念に共感している」と話す。

 明確な夢を持って入社してきただけに、メンバーはそれぞれが一家言を持つ。しかも異なる部署から参加しているとなれば、まとまりを欠きやすいようにみえるが、そうではない。

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