【開発物語】ジェイアイエヌ「JINS 花粉Cut」 (4/8ページ)

2014.2.24 05:00

花粉が上方から目の中へ浸入する様子を再現した実験。花粉Cutをかけると浸入をほぼ防げることが分かる

花粉が上方から目の中へ浸入する様子を再現した実験。花粉Cutをかけると浸入をほぼ防げることが分かる【拡大】

  • ジェイアイエヌが1月に発売した花粉対策眼鏡「JINS花粉Cut」の新商品。フレームにつけた透明パーツ「フード」の上側を深くし、より顔に密着するようにした
  • 「JINS花粉Cut」の商品化に当たったプロジェクトメンバー。左から、井垣絢子さん、鈴木博明さん、井上一鷹さん、北垣内康文さん
  • 「JINS花粉Cut」の商品化に当たっては、カット率を少しでも向上させ、デザイン性も高めようと、大量の試作品が作られた

 「1個の試作に2~3週間かかっていたのが1日でできるようになり、より多くのデザインを試せた」。デザインを担った商品企画グループの北垣内(きたがいと)康文デザイナーリーダー(34)は振り返る。

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 こうして出来上がった第3弾は、テンプル(こめかみ)部分のフレームをより細くし、スタイリッシュな印象を添えた。一方、レンズ周辺部分のフレームにつける「フード」と呼ぶ覆いについては、花粉が浸入しやすい上部を深くし、より顔に密着するようにした。フードは透明なので、深くしても普通の眼鏡とあまり違ってみえない。

 3Dプリンター導入の効果で、ラインアップも第2弾の4型16種類から6型32種類に増えた。販売面では第2弾のさらに2倍以上の販売を見込むほか、黄砂や粉塵(ふんじん)の被害が深刻な中国でも24日から本格販売する予定だ。

 「第1弾から関わってきたが、今回でようやくやり尽くせた」(北垣内さん)

 もっとも、商品力強化に必死なのは同社だけではない。花粉対策用でも、他社はマスクをしても曇らないレンズなどで応戦。簡単に独走が許されるような甘い世界ではない。

 「圧倒的に良い商品を用意していかないと。カット率は100%にしたいし、ゆくゆくはPM2.5(微小粒子状物質)も高い確率で防げれば」。鈴木さんは早くも次を見据える。

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