ただ、これに対してもいちゃもんが。
「ほかに動いている断層がある可能性がないか」(渡辺満久・東洋大教授)、「新たに掘った試掘溝の西側で何か出る可能性を考えた方がいい」(広内大助・信州大准教授)。昨年7月初めの評価会合。同月末には異例の3回目の現地調査が計画されていたが、“汗と涙の結晶”の試掘溝に対し、現地を見る前からケチが付いた。
指示を受けて掘った地点ではない場所へのいちゃもんに、関電も「どこかで何かが動いているかもしれないという話は、議題から外れている」と反撃を試みた。だが、会合を仕切る規制委の島崎邦彦委員長代理の、「確認できれば安心なので、ボーリングの実施を」との声にあえなく沈黙する。
規制委は、試掘溝を長さ70メートルでなく、300メートルで掘るように求めていた。関電関係者は「言うことを聞いていたら、敷地内すべてを掘り返せということになる。穴ぼこだらけにしろということか」とあきれる。