大商副会頭に就任し、会見するシャープの町田勝彦氏=平成19年8月3日、大阪市中央区【拡大】
シャープでは、奥田氏の社長時代に62年ぶりの希望退職で約3千人が退社しているだけに、社内では特別顧問もなく完全引退も検討されたというが、町田氏については、「大商副会頭として財界活動を続けるうえで、シャープで何らかの肩書きは必要となるため、特別顧問として処遇することにした」(関係者)とされた経緯がある。この特別顧問は無報酬で社内での個室や秘書、送迎車なども廃止されている。
それだけに、町田氏の副会頭退任を機に特別顧問も辞職を求める声が社内で強まっているというと、今はそうでもないという。
関係者は「高橋社長のスローガンも『けったいな文化を変える』から『良い文化を創る』に変わったように、社内の空気は、過去の全否定から先人たちの優れた文化は残すように変わった。町田氏はそれなりの功績のあった人で、すぐ会社から去れ-ということにはならないのでは」