【底流】サッカーW杯の裏側 薄れる存在感…国内素材メーカー苦戦のワケ (2/5ページ)

2014.3.31 06:45

 「かなり頑張って作っているな…」

 発表会に先立ち開かれた展示会で、ユニホームを手に取った東レスポーツ・衣料資材事業部の柴司部長は思わず唇をかみしめた。

 東レが開発した素材「ファブリックダブルエックス」は、前回2010年のW杯南アフリカ大会で、日本代表のチームユニホームに採用された。従来品に比べて吸水性は3倍、乾燥速度は2倍向上し、30%もの軽量化を果たした高機能素材だ。日本代表のベスト16入りを陰ながらサポートしたとの自負もあった。

 しかし、採用されたのは他メーカーの素材だった。アディダス側は素材供給元を明かさないが、業界内では帝人や東洋紡など国内メーカーではなく、台湾の南亜塑膠や韓国のヒュービス、中国の盛沢盛虹など、アジア系繊維メーカーではないかとの憶測が飛び交っている。

「最近までの円高もあり、価格競争力を失った日本の製造業から離れていった」

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