「ウィンドウズXP」のサポート終了を告げるマイクロソフトのホームページ=4月9日【拡大】
コストよりも辛いのが、“想定外”の導入の遅れだ。XPの移行の影響で新パソコンの発注が相次いでいるためか、商品が予定通り届かないトラブルが発生。サポート終了の今月9日までに全パソコンを入れ替えられるはずだったが、実際に届くのは今月末になりそうだという。
導入までは既存のXPパソコンを使用しなければならず、前述の社長は「重要なデータを守るために、何の手立てもできない。本音をいうと恐ろしいが、そうそうハッカーに襲われることはないと鷹をくくるしかない」と打ち明ける。
「XP使い続けるなら、ネットはダメ」と言われても…
XPは、MSがインターネット普及時期の2001年に発売以来、安定した動作で人気を集め、世界中に広まった。ウイルス感染などを防ぐ「修正プログラム」を定期的に配布するサポートを実施していたが、今月9日に終了。最新ソフト「ウィンドウズ8・1」への移行を呼びかけている。
素人には一見、XPを使用し続ける危険性がよく分からないが、ウイルス対策ソフト開発会社「トレンドマイクロ」(東京)は「XPのサポートが切れた状態は、家で例えると窓が割られたようなもの」と指摘する。