「ウィンドウズXP」のサポート終了を告げるマイクロソフトのホームページ=4月9日【拡大】
今までは「窓が割られた」場合、MSが定期的に修正プログラムを提供して修復してきたが、「サポートが切れたOSには修正プログラムが提供されない」(同社)。割られた窓から侵入した不審者は、家の中から金品やクレジットカードなどを盗むのか、家自体を破壊してしまうのか-。何をされるかは分からない。
だが、経営難の中小・零細企業や財政状況が厳しい地方自治体では、対応は遅れがちだ。税や住民情報などの業務システムがXP対応のまま、予算不足からソフトの入れ替えができずにいる自治体もある。調査会社のIDCジャパンによると、国内では今年6月末時点でなお、パソコン全体の7・7%にあたる592万台がXPのまま残る見通しだ。自治体では9日時点で26万台余りのパソコンが、ウィンドウズXPのままだという。
総務省は今月11日、「ウイルス対策ソフトを導入しても、情報漏洩の防止が困難になる」として、ソフトの更新が完了するまで該当するパソコンの使用をやめ、やむを得ず使用する場合はインターネットに接続しないよう通知した。だが、財政事情で当面は移行が難しいというXP利用者も少なくはない。