日本製紙連合会の新会長に就任した進藤清貴・王子HD社長=12日、東京都中央区【拡大】
日本製紙連合会は12日、定時総会を開き、芳賀義雄会長(日本製紙社長)の任期満了に伴い、王子ホールディングス(HD)の進藤清貴社長を新会長に選出したと発表した。
進藤会長は製紙業界を取り巻く環境について「内外で事業環境はここ数年、大きく変化している」と指摘。その上で、「海外進出やエネルギー事業などに取り組む社もあり、連合会としては内外の情報を収集し、会員各社に伝えていく」と述べた。
また4月の消費税増税の影響については、駆け込み需要の反動が「それなりにある」と指摘した。ただ、「聞き取りでは、多少落ち込んではいるが、想定内だ」と話し、影響は大きくないとの認識を示した。回復への道筋は、「6月頃までにどのような回復基調になるかを、時間を置いて見極めたい」とした。
製紙メーカー各社は昨年度から印刷用紙などの値上げを複数回実施している。進藤会長は値上げについて、「各社が考えること」として連合会会長としての回答は避けたが、「個社としていえば、製品を安定供給するためには再生産できる価格でないと、企業として成り立たない」として、状況に応じた値上げは必要との認識を示した。