その真意は-。
最近、高橋社長は「経営危機に陥った会社はどこでも1年目はリストラと、それによる固定費削減の効果で乗り切れる。それを使う余地がなくなる2年目こそ本当の勝負だ」と周囲に漏らしていたという。
それを受け関係者は「苦しい時期には無理してでも笑顔をみせて社員を鼓舞してきたが、経営再建の真価を問われる2年目に入り、逆に社員の危機意識が緩むことを心配した」と解説する。
リストラ頼りの黒字
昨年6月に就任した高橋社長は綱渡りの経営の連続だった。25年3月期に5453億円の最終赤字を計上した直後。自己資本比率は6%台と低迷しており、一般的に製造業で健全とされる20%以上の水準を大きく下回っていた。
そんななか、今回の業績回復は、これまでのリストラによるコスト削減が効いた。