石川 日本の政策では振り子が極端に振れる傾向があります。2012年7月から再エネの固定価格買取制度が導入され、もてはやされましたが、導入量が拡大するとやはりこのままではまずいとなって総量規制をする。市川さんが指摘したとおり、ドイツのサーチャージは、上昇しており、ドイツの事例を学んで、これではやっていけないと、今日本では振り子が動き始めている。無尽蔵なエネルギーとして再エネは魅力がありますし、将来、大いに発展する可能性がある。だからこそ、振り子を振らしてダメにするのではなく、ゆるやかに普及させていくことが大事です。
井伊 具体的にはどのような対策が有効なのでしょうか。
石川 震災以降、原子力と再エネはライバルという見方がされていますが、そうではなく共存していくべきものです。原子力の稼働率を上げれば、燃料費をかなり抑えられ、収益性が高まります。原子力で稼いだ収益を再エネに役立たせる。エネルギー市場の中だけで再エネを振興、育成していくようにしていくべきではないでしょうか。