そのうえ、年間約2億円のコスト増につながる小麦粉などの国産化にあえて踏み切ったのは従来の「うまい」「安い」「早い」のビジネスモデルでは消費拡大につながらなくなったからだ。
王将フードサービスは長く続いたデフレのもとで急成長し、平成26年3月連結決算では売上高が前期比2・6%増の762億円となり、11年連続の増収となった。とはいえ本業のもうけを示す連結営業利益は前期比20・5%減の69億円と、22年3月期をピークに営業減益が続いている。
消費税増税も外食産業の消費動向を直撃しており、担当者は「(今春以降の)天候不順もあって来店客数が減少している」とため息をつく。26年9月中間連結決算の営業利益を36億円から27億円に下方修正している。
多様化に対応
消費者ニーズの多様化に対し王将フードサービスも対策に乗り出している。
7月には、通常メニューより3~4割高い「極王」シリーズの全国展開を始めた。これまでは東日本の一部店舗に限定したメニューだったが、若者中心のターゲット層を広げるため中高年が求める本物志向のメニューを加えた。