広報担当者は「現時点で極王シリーズは売り上げ比率は全体の数%にすぎないが、少々値段は高くてもおいしい料理が食べたいという中高年を中心に支持を集めている」と話している。
さらに東京五輪の開催に向けて増加が見込まれる訪日外国人のニーズに対応するため、フランス料理やトルコ料理などのメニューを開発する仰天プランも浮上している。今後は中華料理を超えたメニューの品ぞろえにも意欲をみせている。
岩井コスモ証券投資調査部の有沢正一副部長は「デフレ脱却を目指す取り組みが進むなか、低価格を求める若者を取り込むより、高品質で高価格のメニューを求める中高年にもターゲットを広げるのは効率的だ。王将は食材の国産化や価格改定でデフレ下での成長モデルからの脱却を目指しているのでは」と指摘する。
王将フードサービスの低価格路線からのビジネスモデル転換は、苦境に陥るマクドナルドや牛丼チェーンなどファストフードの事業立て直しの試金石になるかもしれない。