IBMの業績【拡大】
過去に蓄えた特許や優秀な開発陣をよりどころにして、高性能製品に活路を見いだそうとしてきたが、成果を残せなかった。マーティン・シュローター最高財務責任者(CFO)は「半導体事業は大規模な投資が必要で、規模で劣っている状態では非常に困難だった」と認める。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは「IBMはようやく自らが抱える問題を認めるという痛みを伴う一歩を踏み出した。ただ、痛みを伴う歩みはこれからも続くだろう」と、IBMの前に続く道のりの厳しさを予想する。
サービス事業に軸足
1911年創業でコンピューターの黎明(れいめい)期から製造・開発を続けてきたIBMは、93年から2002年までCEOを務めたルイス・ガースナー氏のもとでサービス事業へシフトを進めてきた。