タカタ、交換部品供給不足の恐れ　自動車メーカーが合同で原因究明行う動きも (2/2ページ)

　タカタは「現時点で必要な量は足りている」としているが、リコール台数は世界規模で膨らみ、供給不足が表面化するのは時間の問題になっている。

　そこで、タカタはライバルメーカーとも協力。エアバッグを膨らませるタカタの装置が異常破裂する可能性があることから、他メーカーの製品に代える場合、エアバッグが正常に作動するかなどを調べ交換部品の供給に応じる。シェアの低下や経営に影響する可能性もあるが、リコールへの対応を優先する。

　一方、トヨタ自動車やホンダなど自動車メーカーは第三者機関による調査を合同で行う方針を打ち出した。修理が必要なエアバッグを特定し迅速な修理につなげるほか「異常破裂の理由が分からないまま全米でリコールすることが正しいかも含め調べる」（参加予定のメーカー）のが狙いだ。