米道路交通安全局(NHTSA)幹部は公聴会で、湿度が高くないカリフォルニア州やノースカロライナ州でも運転席エアバッグの破裂事故が起きていることを理由に、改めて全米規模でのリコール実施を主張。ホンダの自主的な対応を評価した。
ただし幹部はタカタが破裂事故の原因は調査中だとして全米規模でのリコールに消極姿勢を示していることについて、「タカタの対応には深く失望している」と批判。「タカタと自動車各社に全米のドライバーの安全を確保させるための適切な措置をとる」として、タカタなどにさらに説明を求める方針を示した。(ワシントン 小雲規生)