タカタ、トヨタの教訓生かせず エアバッグ問題で経営トップの説明なし (2/2ページ)

2014.12.5 06:32

 記憶に新しいのが、2009~10年のトヨタ自動車のリコール問題だ。説明不足も重なり、“トヨタたたき”が吹き荒れる中、豊田章男社長は10年2月に米議会の公聴会に出席。創業家出身の豊田社長は「すべてのトヨタ車にわたしの名前が入っている」と述べ、自身が先頭に立ち、安全・品質を最優先する決意を表明した。

 合わせて、グローバルな品質管理体制を再構築し、現地メディアに生産現場を公開するなど信頼回復への対応を加速。「潮目は変わり、トヨタに理解を示す米国の議員やメディアが増えていった」(幹部)

 タカタの欠陥エアバッグ問題は世界に広がる兆しを見せている。リコール対策費用だけでなく、当局への制裁金や訴訟費用がかさむと、経営が揺らぎかねない。一刻も早い収束には、経営陣が先頭に立って、丁寧な説明と安全確保に向けた取り組みが欠かせない。(田村龍彦)

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